「保険金を使って住宅を修理しませんか」「負担金はありませんよ。無料ですよ」と言ってリフォームをすすめてくる、リフォーム詐欺に遭っているのではないかという話しの続きです。
リフォーム仲介?悪徳業者にひっかかりそうなところを、なんとか食い止め、あとは自分たちで保険の請求をしようということになった。
「もう大丈夫。あとは自分でやれるから、来なくていい」と言っていた母であったが、その後が心配なので電話をしてみた。
仲介人の指定業者ではなく、ちゃんとなじみのリフォーム業者へ母みずから連絡し、もう一度住宅破損箇所を見て周り、見積もりを出してもらうことになっているらしい。
でも私が心配しているのは、保険の申請書類を年老いた母が書けるのか?ということ。
母は保険業者から送られてきた書類には全く手をつけていなかった。いや、正確には、中を見てみたけど、なにがなんだか手も足も出ず放置していた。
ほらね~~も~~っ!だから言ったじゃーん!
今からそっちに行くから!という私に母はあっさり承諾。むしろ来てほしそうだった。
やはり老人に複雑な書類の申請は難しい。そこを「代行申請します」と言って近づく人が出てくるんだろう。
さて、早速実家へ帰った。着くなりすぐさま見せてもらった、保険会社の封筒。
へ???なんで3通???ま、いいやとにかく中身中身
いやー入ってる入ってる。福袋だったらうれしいけど、萎えるわ、この量。
しかも3通あるうちの2通が上の内容。そしてもう1通の中身がこちら下の写真。
もうね、この時点で挫折したくなるのわかるわ。これは人に任せたくなるわ。
裏にも記載がある紙もあるし、とにかく字の多さに圧倒される。
でも!あきらめず、くじけず、ひとつひとつクリアにしていけば、ゴールはちゃんと来ます。わからなければ、聞けばいいんです。私も2回電話で聞きました。
3通あるのは、地震と降雪と台風の被害を申請しているので、いつのどの自然災害被害かによって申請書類も違うということだった。いや待って?今回台風被害の申請をするつもりでいるんだけど、、、地震ってなによ?降雪ってなによ?
そうでした。実はこれ、今となっては自分たちで保険請求を進めてるけど、もとは悪徳仲介業者が代行申請するはずだったんだった。母は台風被害の話ししかしていないと言い張るけど、そのへんは母の言い分も怪しい。母を疑うわけじゃなく、よく理解しないまま、うまくハメられている気がする。なぜなら、調査員が作成した「火災保険申請サポート調査票」なるものが手元に残っていて、よく見ると備考欄に「雪による○○のゆがみ。台風による○○のひび割れ。地震による○○のひび割れ」と被害状況が書いてある。それで3通きたってわけ。母も説明受けてるはずなんだけどなぁ。ただ少なくとも母が言い出したものではなさそうだ。母は一貫して台風被害のことしか私に話してないし。
実は、そもそもなんで保険会社から資料がうちに送られてきたのか。ということも疑問だった。母は自分では取り寄せていないというので、保険会社に問い合わせると、請求した日付がわかった。仲介業者が前述の「調査票」を置いてった日付と同じ日に資料請求している記録が残っていた。つまり仲介業者が取り寄せた?そこも代行できちゃう?第三者が資料請求できてしまう?その方法、私もわかったんですけど、悪用されるといけないので伏せておきます。ただ、たとえ第三者が取り寄せたとしても、資料はちゃんとうち(加入者)に届くようにはなってますので、念のため。
ま、それはもうよいとして、とにかくうちは昨年の台風被害の保険請求だけするつもりなので、3通きたけど、そのうちの1通だけ提出すればよいことが分かった。それは幸運にも提出書類が少ない方だったのだ。ラッキー!5枚の紙が入っているけど、提出するのは2枚。
イエーイ!だいぶシンプルになってきたぞ!簡単じゃないか!
と、ここで、破損箇所の書き方につまづく。→すぐ電話。→即効解決。
イエーイ!ゴールが見えてきたじゃないか!
現場の証拠写真はリフォーム業者が撮ってくれたっていうから、あとはリフォーム業者の見積もりとその写真を待つのみ。
そういえば、前回の日記で、クーリングオフの期間が過ぎていたのに契約キャンセルができたのは、なぜ?って疑問。母は何にハンコを押したの?って疑問。
前は見当たらなかったけど、ちゃんとその書類も見つかった。
なんか、突っ込みどころ満載な気もするのは私だけ?
私が着目したのは3項目の「手数料」の記述。
・完全成功報酬制になります。
・当社指定業者以外の工事をご希望される方は入金額の30%をいただきます
※保険会社から支払いがなかった場合、一切費用はいただきません。
そして、4項目目の「支払方法」
・保険会社からの入金後、当法人にて手数料を算出。請求書を受領後2週間以内にお振込みください。
保険申請が通らなかったら、そのときはお金いらないよ。と良心的に見える書き方だけど。たしか「無料でリフォームできます」といっていた。たしかにリフォームは保険が降りれば無料でできるかもしれない。リフォームはね。リフォームは無料だけど手数料はかかるってこと?
手数料いくらよ!算出方法ってなによ!結局手数料を払うってこと???
しかも指定業者にしないと30%払わないといけないだなんて、リフォーム会社とつながっているんだろうなという疑惑プンプン。実は調査員の名刺で事業所をググッたら、その事業所の求人情報が出てきて、リフォーム1件成立すると、この人に入る金額を知ってしまった。そのお金はどこから捻出するのか?つまりはそれが手数料?ま、もういいや、終わったことだ。
終わったといえば、別紙で「クーリングオフについての説明書」なるものも渡されていたことが判明。(早く出してよ母上殿)
前回はこの紙の存在、私は知らなかったのだけど、そんな物まで用意され、ハンコまで押してるのに、よくこれでクーリングオフできたな~と思う。消費者センターから電話がいったのが効いた?なにはともあれ、キャンセルできてよかった。
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追記:この後クーリングオフについて調べました。クーリングオフは書面で相手に送らなくてはいけないことが判明しました!電話じゃダメです。電話でキャンセルできた私たちは運がよかった!?