東京都の防災セミナーに参加したときに「大規模災害時に避難所に入れるのはそもそも全体の23%」だと宣告された。がーん。避難所が全然足りないってことは、TV番組で見て知っていたけど、改めてはっきり数字を示されると、ショック。きっとお年寄りや小さいお子さんがいるファミリーが優先になるだろうから、まず私は避難所に入れないだろう。であれば、自衛しなくては!自宅避難ができるようにしておかなくては!!と、強く思った。(自宅が住める状態であることを祈る)しかし防災グッズって、まともに買うと結構お高い。もう少し安くならないものか!?なにか日常のプチプラグッズで代用できないものか?
まずは断水時のトイレ問題を真っ先に解決しておきたいので、なるべくコストを抑えた方法で非常用トイレを考えてみた。
・ダイソーの中身の見えない黒いポリ袋(1枚1.5円程度)
・高分子吸収剤(排泄物凝固剤)(1回40円程度)
・驚異的な防臭袋BOSのSサイズ(20cm×30cm)(1枚10円程度)
・トイレットペーパー
・除菌ウェットティッシュ ←今回は容器としても使用
理想は、トイレの便器に大きな袋をかぶせたいところだけど、1回の用足しのために大きな袋を使用するのは、もったいない。例えばこんなかんじ。
(上の図のように)これだと使用後のゴミ処理の際もいちいちかさばりそう。そもそも(下の写真のように)携帯用ミニトイレはこの小ささなのだから、女性でも、おしっこだけならば、容器(=便器)は小さくてもできてしまうのではないか?
部屋の中で適当な容器を探していたところ、100均の除菌ウェットティッシュの空の容器が使えそうだったので、今回はこれを使って実験してみた。
場所はトイレのフタの上。容器を置く。そこへ黒いポリ袋をかぶせて、凝固剤をポイ。下半身の衣服を脱ぎ捨て、またいでスタンバイするも、ちょっと姿勢が苦しいので、目の前のタンクに体重をあずけてラクな位置を探す。はみでるのが怖いので、なるべく隙間なくピッタリと局部にあてがう。(←やや前傾姿勢になるのがポイント)なんか、緊張でなかなか出てこなかったけど、最終的に、とてもうまくできた!!一滴も垂らすことなく、おさまった~~!!!女子でもこれで、できるんだぁぁ!!
(後日談:更に簡単にステップアップ。ただ床の上に仁王立ちになって、器を陰部に当てるだけで、トイレができるようになりました。)
黒いポリ袋1枚だけでは心配だったので、防臭袋BOSで二重にくるんで、おしまい♪ ちなみに使用後すぐは、まだ尿が液状なので、3分ほど放置し、固まったのを確認してから容器から取り出した。凝固剤は東日本大震災の後に買ったものなので、かれこれ8年ほど経っていたためか、湿気を吸って固まっていたけど、問題なく使用可。ただ現在は販売サイトが見当たらなかったので、代替品を探しておかなくては。これ、個包装で安価でよかったんだけどな~。
それとゴミ処理方法も工夫が必要。凝固剤で固まった尿は、ゼリー状の柔らかさなので、他のゴミと一緒に入れるのはちょっと不安。鋭利なものと混ぜたりすると、破けて中身が漏れ出てきやしないかと、冷や冷やする。2Lペットボトルの空き箱などを仮ゴミ箱にして、溜めておいてもよいかも。
やってみないと、わからないことって結構でてくるものだ。今回は1回60円以内におさまったし、とてもコンパクトな道具で実現できたことに、大満足の実験結果でした♪
さらに、たまってきたら最終的には、破れにくい最強ゴミ袋に入れてゴミに出せばだいぶ安心!これ、割り箸が中に入っていても突き出ることがないらしいです。
私は非常用トイレは使用1回で交換したい派。仮に家族でトイレを共有するとしても、もし思春期の女子だったら、家族の排泄物を見るのも嫌だし、自分の排泄物を見られるのも嫌でしょう。私だったら、自分用に災害トイレ備蓄しちゃうな。