ちぃの防災ラボ

もしもに備えて妄想と勝手に研究しているブログ

本当の暗闇を体験して私の身に起こった想定外のこと。

先日、防災用品としてのケミカルライトの使い道をあれこれ考えているときに、過去の暗闇体験の恐怖を思い出した。それは有名な観光スポットでもあるお寺で体験した「お戒壇巡り」での出来事。

そのお寺にお詣りをすると、御本尊様の下をくぐれる地下通路のようなものがあり、その暗闇にある錠前を探して触れると、極楽往生が約束されるというもの。その日はお戒壇めぐりをしようとする人で長蛇の列。私もその列に並び、わくわくしながら順番を待っていた。いよいよ通路の中に入ることができ、徐々に暗闇になっていくのだが、ある瞬間から「漆黒の暗闇」に変わった。そして、ぞろぞろと少しずつ進む列が、やがて渋滞して、動かなくなってしまった。自分のペースで進むことはできず、立ち止まらざるを得なくなったのだ。動きが静止したその瞬間、私の体に急激な変化が起きた。平衡感覚を失い、上下左右が分からなくなり、恐怖でパニックになってしまった。(余談だが、そんなときは、逆に目をつぶると良いらしい。目を開けてるのに見えないという感覚の不一致でパニックになるのだと聞いたことがある)もともと三半規管が弱いこともあり、目がまわる感覚になった。「え!やだ!怖い!!!」咄嗟に前の人の背中を探す。(←全くの他人)「お願い!進んで!」心の中で叫ぶ。再び前の人の背中を探して、その存在を確かめる。(←他人です)物に(人に)触れることで、どこが上でどこが下か確認したかったし、列が進むスピードを確認するためにも、そうするしかなかった。前の人には本当に申し訳ない迷惑行為だが、なにより恐怖が勝って、人の迷惑なんてお構いなしに触りまくった。そんな中、誰かがスマホの明かりをつけた。本来なら、それも迷惑行為だ。しかしその明かりに一瞬救われる。その明かりを見て、見失った空間認識を正常に戻そうとした。もしかしたら、スマホをつけた人も実はパニックになったのかもしれない。迷惑だと自覚してたのか、一瞬で明かりは消えてしまった。そしてまた、漆黒の暗闇に戻った。目を開けても、どんなに大きく開けても、暗闇でしかない。そして前にも後ろにも進めない状態は、本当に恐怖だった。逃げ出したかった。しかし逃げ出す方向も周囲の状況もわからない暗闇の中。壁づたいに進めば暗闇でもちゃんと出口に辿りつく仕組みなので、列をはずれることもできない。そこで少しずつだが、列が前に動いた。やがて「カツカツ」と金属と木がぶつかり合う音がして、それが列の先の人が錠前を探しあて、鳴らしている音だとわかった。「もうすぐだ!」ゴールが近づくことがわかると希望が湧き、わずかだが精神が安定し、最悪の事態(気絶)は免れた。必死で、壁をまさぐり、ようやく自分も錠前を触ることができた。やがて出口の明かりが見え、暗闇から抜けた。外の光はまぶしかった。しかしその時は安堵というよりも、放心状態に近い状態。顔面蒼白で、脂汗がいっきに冷えたのを感じた。あんなに楽しみに無邪気に並んでいた自分は、本当の暗闇を抜けた後、テンションだだ下がりで出てくることになった。自分が本当の暗闇を体験した瞬間にパニックを起こすことなど、想像もしていなかった。明かりというものが、どんなに大切なものであるか、明かりが、どれだけ精神的安定をもたらしてくれるか、そして、本当の暗闇を日常生活で経験することが実はなかったことに、改めて気づいた出来事だった。

先日、夜のスーパーマーケットで買い物途中に「突然停電する」という、レアケースにでくわしたが、そのときも非常灯が点灯したので、想像より「真っ暗」にはならなかった。停電した住宅街を歩いていても、意外と月明り?や遠くの街明かりのおかげで真っ暗ではなかった。もちろん住宅街の一角だけに起きた停電であって、東京全域が停電になったら、どんな暗闇になるのかはわからないが。突然原因不明の停電に見舞われたら、人々はどうするのか?を目の当たりにした。いったい何が起きたのか?と情報を求め、確かめるために、次々と家から人が出てきた。まるで巣穴を煙でいぶされて出てきた虫みたいだ。意外とみんな懐中電灯を持っていることがよくわかった。災害ではなかったので、非日常的ハプニングは、ちょっとだけ面白かった。私もこんな経験めったにないと、急いで家に戻り、ヘッドライトの実力を試してみたのだが、持っていたヘッドライトの明るさでは(わかってはいたのだけど)弱すぎて、道を安全に照らしてくれるレベルのものではないことが確かめられた。

話は戻り、では、どんな時に漆黒の暗闇を味わうだろう?おそらく想定できるのは完全に塞がれた空間で起きる「閉じ込め」ではないだろうか。本当の暗闇に突然襲われたときに、明かりを灯せるか。明かりは物理的に必要なだけでなく、心の安定ももたらす。そこで携帯できる明かりといえば・・・スマホ、LEDキーホルダー、ケミカルライトetc. できることなら、一時も離さず持っていたいと思う。

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私は、リュックにこれをぶら下げてます。( 100均で買えました)

ケミカルライトも、リュックの中に入れるようになりました。が、かさばるので持続するかどうかは微妙(これも100均でブレスレットタイプを購入。使用期限があるのでご注意を!)