災害時に水洗トイレを使うのはあきらめようと思い、ついに備蓄していた携帯トイレを使ってみることにしました。
ずいぶん前に購入したきり、しまったままだった「携帯ミニトイレ プルプル エコパック(18コ入)」
なにしろいつ購入したかも記憶にないので、仕様は最新ではないと思いますが。
中から出てきたのはこんなかんじ。
そして女性が使用するときは、受け口を折り曲げて、前側を局部にあてがうんだそうな。
携帯トイレお試し 第1回目(立ったままで)
さて、いざ使用!(今回は大じゃなく、小の方です)
非常時を想定して、あえて服を着たまま試そうとしました。
が、服・・・・・邪魔です。
ズボンとパンツをずりおろし、トップスの裾が長めだったので、くるくると裾をまくり上げて落ちてこないようにアゴでキャッチ。
なんかもう、もうこの姿勢がすでに辛い。
大丈夫なんだろうか。 ジョロジョロ漏れたらどうしよう。1滴2滴くらいは垂れちゃうんじゃ?
心もとない。心配すぎる。不安すぎる。
やっぱり今回はお試しなんだから脱いじゃお!
下半身全部脱いじゃって、お風呂へ移動。
あ、そっかここじゃ紙がないや。
結局トイレへ移動。
便座に座ってしまうと、スペースが狭く、袋の底がトイレの水に接触してしまいそうなので、結局トイレで直立のまま試すことにしました。
なんというか、、、なかなかの緊張感であります。尿だって出てくるのに戸惑ってます。
そして使用開始 → 使用終了。
そろーり、そろーり、(垂れないように)容器を放す。
「あら、なんか全然平気!1滴も垂れないし(たぶん)、漏れないし、きれいにおさまった!」
しかも、臭いも気になりません。消臭効果が発揮されているのでしょうか。
大成功!!!
と、ここまでは、よかったのですが、
用を足すことだけしかイメージしていなかった私にとって、「用を足した後」のほうが、課題が多かったです。
まず片手で携帯トイレを持ったまま、トイレットペーパーで拭くのに悪戦苦闘。
床に置きたいけど、不安定で倒れたら怖いので、とりあえず持ったまま、残された片手でトイレットペーパーをくるくる取り出し、ひきちぎり、拭きました。
そして拭いた紙を袋の内側について水滴(尿)に触れてしまわないように、そっとねじこむのも、スリリング。このあたりの事情は女性ならではの試練なのではないでしょうか。最初の「服が邪魔」というのも女性の方が多く感じる点かもしれません。私は実験という状況に甘んじて、今回は下半身脱いでしまったけど、非常時にそれは現実的ではないですよね。。。
そして使用したての、ほかほか生ぬるく、ずっしりしたこの汚物。どうしましょ。
自分の体温を尿で感じたのは初めての体験。
あ!うそ!あるある。健康診断で採尿した紙コップを持った時の生ぬるさと同じだわ。
あまり気持ちよいものではありません・・・
そして見た目もいまいちなので、透けない色付きのポリ袋もあわせて用意しておくのは必須ですね。私が持っていたのはお徳用(18個入り)だったので、ポリ袋が付属していませんでしたが、袋付きのタイプもあるようです。
そしてぷよぷよした袋を、そのまま持ち歩くとしたら、それも結構なスリルです。
フタがある固いものに保管しておきたいかんじ。
携帯用トイレの処分方法を問い合わせてみた
さて、私は当然これを燃えるゴミとして処分しようと思っていたのですが、パッケージの説明を見ると、燃やしてはいけないのだろうかと思われる文章にモヤっとします。
凝固した尿は水を加えておも湯状にしてからトイレに流して下さい。
袋の処分は各地方自治体の条例に従って下さい。引用:株式会社ケンユー
袋はOK。でも中身は、だめ?
しかも「トイレに流して」と言われてしまうと、トイレに流せないから使用する災害時はどうしたらよいの?と戸惑います。
そんなときは、メーカーに聞くのが一番! 問い合わせてみました。
「使用後の処分について、中身をトイレへ流すことが難しい場合は、燃やしても害のない原料を使っておりますので、各地方自治体の条例に従っていただき、処分をお願い致します。」
という早い対応で回答をいただきました。ありがとうございます。
パッケージ表示の文言は、いろんな事情で思うように表記できないことがあるのかもしれませんし、ごみの捨て方も自治体によって全然違ったりするので、一概には言えないのでしょうね。回答文を読んで、私の解釈としては、燃えるごみに出しても大丈夫だと判断しました。そうよ、そうでなきゃ困ります!
携帯トイレお試し 第2回目 (様式便器で)
2回目は、洋式便器にしゃがんで試してみました。
やはりスペースが狭くてやりずらいですが、実験開始。
「チョロチョロチョロ」!!!あれ!?水のしたたる音!?
便器にたまった水が音を立てているということは、もれましたね。。。
2度目だったので、慎重さに欠け、当てかたが甘かったかもしれません。
そして座ったことで、少し後ろに流れやすくなったのか、後部から漏れたと思われます。
とにかく、失敗。きっと、たぶん、失敗。油断禁物でした。
そして今回は一旦床に置いてみました。バランスが悪いけど、壁によりかけることで、置くことはできました。
そもそも様式便器で使うことを想定した商品ではないので、失敗したのは私の過失です。しゃがまずに、立った状態で用を足したほうが、私はうまく使えました。
まとめ
商品そのもの、機能性は十分で、とてもコンパクトなので「携帯用」としては心強いアイテムだと思います。
ただ男性と違って女性は、その後の拭く、紙をしまう、人の目につかないように処分する。といったその後の一連の流れも事前に想定してのぞむことが必要だなと思います。これでもまだ「小」しか体験してませんから、「大」の体験に向けて、消臭・脱臭タイプの色付きポリ袋を早々に買い足そうと思っています。
ただ、おしっこだけの場合は、臭いは気にならず、「透けない袋」があれば十分でした。
後日談:3回目の直立実験。だいぶ扱いに慣れました♪ やはり日々訓練ですね♪
防臭袋で欲しいものはコレ!
うんちを入れてもほとんど臭いを感じない、驚異的な防臭力を持った素材だそうです。
お子さんのおむつ、介護や医療現場、台所での生ごみ処理など、いろんな用途に!