ちぃの防災ラボ

もしもに備えて妄想と勝手に研究しているブログ

カセットコンロとカセットガスボンベの互換性に振り回された話し

防災用品のあってよかったもの、揃えるべきもの の中に、必ずといってよいほどエントリーされる「カセットコンロ」。過去の災害のブログやSNSを見ても、数多くの人が「必要だ」と訴えている。なのに、そうと分かっていても、私はなかなか買う決心がつかなかった。なぜなら、ガスボンベを持っていたくなかったから。ガスボンベが家にあると、危険物を所有しているようで、気持ちが落ち着かない。しょっちゅう家で鍋パーティをするわけでもないし、キャンプが趣味でもないので、買ったとしても、使わずにしまいこんでしまうだけに違いない。

それなのに、家の片隅に10年くらい前の古いカセットガスボンベを発見してしまった。もう錆び錆びでとても使用できる状態ではない。かといって自分でガス抜きして処分するのも怖くて、ずっと放置したまま。たまにふと思い出し、処分方法をネット検索するも、結局よくわからず、あきらめることが続き、そのことが長年の苦痛になっている。

ちなみに、カセットガスの使用期限は7年が目安です。

そんななか、最近ついにカセットコンロをゲットした。きっかけは、すっごくかっこよいコンロが発売されたから。ずっと購入をしぶってきた私をその気にさせたカセットコンロは発売日の数時間後には完売した。完全に自己満足の世界。

しかし1つ問題があった。

そのカセットコンロで使用できるガスは、同じメーカーの専用カセットガスでなければならない

しかも、それはどこにでも売っているようなものではないのだ。

近所でよく見かけるのは「イワタニ」のガス、もしくは安物の海外製が圧倒的に多い。きっと自然災害に備えて、あわてて購入する場面では、イワタニ製を買うことになりそう。だったら最初からイワタニのカセットコンロを買えばよいものの、ミーハーな私は自己満足の欲求を満たす方を選択したがために、ガス問題に振り回されることとなる。

果たして「カセットボンベとコンロは同じメーカーでなければいけないのか?」

 これについて調べてわかったことは、1995年の阪神大震災での教訓をきっかけに、1998年にボンベの規格はどのメーカーも統一されているはずなのだ。互換性はあるはずなのだ。

しかし!しかしよ!

統一されているはずなのに、どこもみんな同じメーカー同士の使用を推奨する。

推奨どころか、そうでなきゃだめ!と言わんばかりの書き方をしている。

それが、すごーーーく、モヤっとする。

そりゃ、なにかあった場合の保証問題を考えれば、メーカー側がそう言わざるを得ないことは理解できないわけではないけど、お願い、お願いよ、誰か「大丈夫だよ」と言って!!

調べても、調べても、ハッキリしないのはなぜ。実は大丈夫なんだよ!という記述もあるにはあるけど、最後に必ず「自己責任」という一言がつくので、結局モヤモヤして終わる。

えーんえーん。心配症なのよ~私。(←だったら最初からイワタニにしておけと言われそう)

だから聞いてみた。直接、両者に!!メールしてみた。それがこちら。


◆某メーカーの回答

ご質問頂きました、カセットガスの仕様につきましては、日本国内で流通しているガスカートリッジは、JIS規格によって容器は互換性があるものが各社販売されております。しかしながら、中に充てんされているガスやガス缶表面の表記は、各メーカーによって異なりますので、安全に製品をご使用いただくために、ご使用いただけるガス缶は品番:【○○-○○○】とご案内させて頂いている次第でございます。あくまで、ガス缶は品番:【○○-○○○】の製品をご使用下さいというお願いになりますが、他社様のガスカートリッジをご使用されて発生した、製品の不具合や故障につきましては、弊社アフターサービスでご対応できない場合がございますので、予めご了承くださいませ。

 

・・・やはり、モヤモヤがとれないのは気のせいか。余計モヤモヤしたかも。でも「互換性がある」とは言ってくれている。

 

◆岩谷産業の回答

お問い合わせをいただきました、弊社製カセットコンロに他社製のボンベは使えないのか、というご質問について、以下のとおり回答申し上げます。カセットコンロをはじめとしたカセットボンベ用の器具は、「指定された専用の器具・容器(ガス)」 の組み合わせでお使いいただくことになっております。(液化石油ガス器具等の技術上の基準等に関する省令)「指定された専用の容器」以外をご使用になった場合には、ボンベが装着できない、使用途中で火力が落ちる、最初から点火しない、ガスが漏れるといったことが、稀に起こることがございます。またカセットボンベ用の器具は製造時に、公的機関の検査を受けておりますが、すべてのメーカーが、その器具に「指定された専用の容器(ボンベ)」で検査を受けていますので、それ以外の場合の安全性は確保されておりません。そのため、必ず「指定された専用の器具・容器」の組み合わせでご使用いただくようにお願いしています。 他社のボンベにも必ず「○○専用」と記載されています。ボンベの中身のガスは各社ブタンガスで共通ですので使用の際に上記のような不具合が無ければお使い頂くことは可能です。最終的にはお客様のご判断によるものですが、安全面を鑑み器具とボンベは同一ブランドをお使いいただくことをおすすめ致します。

 

・・・読解力がないのか、むずい。でも「不具合が無ければ可能」という一文があるので、まだ救われる。なんかスッキリはしないけど・・・


少なくとも、両者「爆発の危険があるから絶対やめて」とは言い切っていないような。

 

そして台風がやってきた。しかも観測史上最大級の台風だ!  早速カセットガスを買い足した。やはりドンキホーテにあったのは岩谷産業と海外製。イワタニの方を3本購入した。メーカー専用のガス1本は購入済みだったので、これで合計4本。

コンロとガスボンベのメーカーは違えど、いちおうどちらも「安心の日本のメーカー」だから、きっと大丈夫だよね?たぶん大丈夫。たぶん・・・

だって共通して使えなきゃ、わざわざ規格を統一した意味ないもん。こういう災害のときのために、統一したんだからさー!!

せめて、規格統一することになった事情を分かっているはずの日本製にしておきたい。

でも他社製品同士の安全テストはしてないから、自己責任だけどね!(←わざと言いました)

 

ちなみに何本あれば足りるのか。何本必要なのか、それはこちらをご参考に。

岩谷産業様、その節はご丁寧な回答をいただきありがとうございました。

私も社会人ですので、いろいろな事情は分かっているつもりです。

ひとまずは今回の台風による影響で、カセットコンロを使うようなことにならないよう祈ります。

 

ちなみに、私が候補にしていたイワタニさんのコンロはこちら。

ケースがついていて収納、持ち運びに便利なこと、どんな場面で使用することになるかわからないので、野外で使用可能なことが魅力です。(避難所室内は火気厳禁らしいし)アウトドア用なので風にも強く、ダッチオーブンもOKだそうです。