ちぃの防災ラボ

もしもに備えて妄想と勝手に研究しているブログ

新型コロナウイルスとの長期戦を覚悟した夜

2020年3月24日(火)

オリンピックの延期が発表になった。世界の感染状況を見れば、こうなるだろうと思っていたが、日本の決断は、ずいぶん遅かった印象だ。いろんな事情があろうことは察するが、もっと早くてもよかったような。先日の聖火到着式で、ブルーインパルスが青空に描く五輪の輪が、強風に煽られ残念な結果になってしまったことを思い出す。

2020年3月25日(水)

夕方のニュースで東京の1日の感染者数が41人となり、ここへきて急激に増えたことを伝えていた。しかも、小池百合子東京都知事の緊急会見が開かれるという。

「やばい。きた!はじまる!」あせった。家に戻ったばかりだったが、ニュースの続きを見ることなく、すぐさま家を飛び出した。その時はきっとロックダウンが発表されるのだろうと思い込み、一刻を争う事態だと勘違いしていた。向かった先の激安スーパーはレジは行列ができ始めていた。とはいえ、まだいつもの夕方の混雑と同じ程度なのだが、あきらかに殺気立ち始めていた。ここにいる人たちは何かを察知して来ている。せっかく元通りになったお米売り場が再びカラになる寸前。震えた。心臓がバクバクした。思考がストップしかけた。この感覚は東日本大震災が起きた時と同じだ。時刻は19時。まだ情報に敏感な人たちだけがいち早く反応した頃で、激安スーパーはご混雑していたが、コンビニやドラックストアは異変はなく静かだった。買い物を済ませ家に戻ると、ほどなくして東京都知事の会見が始まった。東京は今「感染爆発の重大局面にある」という見解を示し、週末の外出自粛要請を呼びかける内容だった。まだロックダウンでなくてよかったが、やはりショックだった。その会見直後から、東京の街から食材が消えそうな勢いの混乱が始まったことは言うまでもない。

2020年3月26日(木)

朝の通勤途中で、コンビニやスーパーに何軒か立ち寄ってみたが、ニュースでも伝えていた通り、食材の在庫は十分補充されており、不足しているとは感じなかった。昨晩パニックになった自分を反省する。それでも朝からスーパーは夕方並みの人出で、なぜか肉と米のコーナーだけはどこもスッカラカンだった。地震や台風などの災害時と違い、カップラーメンの棚は意外にも揃っている。水もガスも電気も不自由なく使え調理には困らない状況だからだろう。

職場では、社員食堂の各テーブルに注意書きが置かれていた。対面に座っての食事と会話に気を付けるようにとのこと。総務課の人たちが食堂のあちらこちらをアルコール消毒して回っていた。

2020年3月27日(金)

上野公園の桜通りが通行禁止になった。悲しいことに桜は満開だ。

東京オリンピックの延期決定した途端に、急に新型コロナウイルスの感染者が増え始め、東京が緊迫し始めたように感じる。夜のNHK番組の中で、iPS細胞の第一人者、ノーベル医学生理学賞受賞者でもある山中伸弥先生がインタビューに答えていた。やっと登場してくれた!ウイルスの専門家ではないけれど、ノーベル賞や叙勲クラスの先生が発する言葉の影響力は計り知れなく、きっと他の著名な先生方も発言は慎重になっていることだろう。それでも発言に踏み切った先生の勇気と覚悟を感じて胸が震えた。

そして「人類がウイルスに試されている」とし、コロナウイルスとの闘いを「長いマラソン」に例えられていた。つまり、これは長期戦になるかもしれないということだ。

心のどこかで、早く収束してくれるといいな。あとちょっとかな。夏までかな。と淡い期待を抱いていたが、やはりそうか、、、長い闘いか。(注意:先生は断言しているわけではない)自分の中でも覚悟が決まった瞬間だった。身が引き締まる思いだった。明日から外出自粛の週末に突入する。一歩も外へ出るつもりはない。先生の言うように、桜はまた咲く。来年もその次も、必ず桜はまた見れる。満開の桜はあきらめよう。今年だけは、じっと我慢だ。

 

www.covid19-yamanaka.com

山中先生が個人でHPを立ち上げてくださった。今後の最新情報に注目していきたい。

(追記:本庶佑先生もほぼ同時期にTVでご発言されていた。山中先生が神と崇める本庶先生のご発言も耳を傾けていきたい)

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